【ブログ】ウチの子はテレビ大好き

ゲームやスマホ、タブレットなど娯楽が増えた昨今、一般的にテレビを日常的に視聴してくれる若者は減少の一途を辿っていますがウチの子は今どき珍しいテレビ大好きな小学校2年生男子です。

昭和の家庭さながら毎日テレビの前にかじり付き、固唾を飲んで番組の展開を
追いかけ、クイズに正解すればガッツポーズで喜びを爆発させ、ドッキリで落とし穴に落ちれば大爆笑し、歌番組を観ればテレビの前で歌い踊っています。

我が子ながらテレビ制作者の子どもとして鏡のようなヤツだなと感心します。

当然ながら観られる番組は夜9時までの主にG帯番組。
お気に入りは「千鳥の鬼レンチャン」「新しいカギ」「ネプリーグ」「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」「オールスター感謝祭」「バナナサンド」「それSnow Manにやらせて下さい」「笑点」のようです。

小2男子にC X強し

視聴傾向を見ているとやはりフジテレビは子どもに強い。
ちゃんと小学生でもわかりやすく、シンプルに笑える番組をちゃんと志向して作っているのがちゃんと実っているなと感じます。
弊社制作の「鬼レンチャン」好きというのも嬉しい。
(父親の作っている番組は一切観ませんが…)

あと、小2男子としては希少性の高い「林先生好き」のため、ネプリーグも常にクイズに参加しながら視聴。

「なぜ林先生が好きなのか?」と聞いてみたら「頭がいいから」だとか。
林先生本人にその旨を伝えてみると
「父親にはない知性をオレに求めているのでは?」
とナイスな切り返しをいただきました。

そんな憧れの林先生がクイズを間違えた際には「そんなバカな…」と
この世の終わりのごとくショックを隠せない状態で頭を抱えております。

崇拝する林先生が正解するよう祈る小2男子

小2男子相手に健闘するT B S

「バナナサンド」は大人から見ると少し気恥ずかしくなるようなゲームをやり続けることで認知を広げていったいい例だと個人的に感じています。
あくまで個人的な感想ですが、番組として独自のゲームをどんどん作り出し、
耳馴染みのいい音楽に乗せて出演者たちが画面の中で楽しんでいる。
ともすると、番組制作者としてはかなり挑戦的で怖い企画ではありますが、
根気強くやり続けることで認知されて視聴率でも健闘しているという素晴らしい番組だと思います。
番組視聴後には「ハモリ我慢ゲームごっこ」「あたまおしりゲームごっこ」に
エンドレス付き合わされるという苦行が待っています。
「それスノ」はもっと危険です。
「ダンス完コピレボリューション」企画の際には「はい、パパも踊ってみて!」
と出来るはずのないダンスを強要されます。

何が言いたいかというと…

ウチの小2男子ももちろんYouTubeも観るし、NetflixもAmazonプライムも観ます。ただテレビにもまだまだ光はあるな。ということが言いたい!
僕のようなオジサンが観たら何が面白いのかさっぱり分からない動画で
ケタケタ笑っている息子がちゃんとテレビのバラエティ観ても笑えている。
小2でも種類の違う面白さをちゃんと気分で見分けることができているのだから、大人がそれをできないはずはない!と思うのです。

近年テレビの危機が叫ばれて久しいですが我々が観たくなるような番組を
作っていれば動画や配信との共存は可能だし、再びテレビが時代を作るようなこともできるのではないか?と思う今日この頃。

先日観ていた番組でとある芸人さんが言っていました。
「今も昔もなんだかんだ言ってテレビがメジャーなんだ!」と。
何気なく観ていた番組で発せられたこの発言にハッとさせられ、
テレビを観ながら目を輝かせる息子の姿に少しばかり勇気をもらう40代後半のテレビマンなのでした。

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