【ブログ】代表取締役社長 森田篤 「新年のご挨拶」


謹んで新春のお慶び申し上げます。
旧年中は、日頃よりUNITED PRODUCTIONSにご支援、ご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。
また、現場の最前線で力を尽くしてくれた全社員に、改めて感謝と敬意を表します。

2026年の年頭にあたり、本年、そして未来を見据え、私たちUNITED PRODUCTIONSが置かれている、放送業界・コンテンツ業界の現状について少し触れたいと思います。

昨今、社会のデジタル化や視聴者ニーズの多様化、さらには配信メディアの隆盛などにより、放送業界・コンテンツ業界を取り巻く環境は大きく変化しており、まさに歴史的なパラダイムシフトの真っ只中にあると感じます。これは、景気の変動などによる一時的な変化ではなく、産業構造自体が変化していて、もはやこの変化は不可逆的なものだと思います。

かつて、映像メディアといえばテレビ一択で、またその放送電波は有限な資源で、チャンネル数も限られていました。映像コンテンツを見るには、決まった時間にテレビの前にいなければ視聴もできませんでした。

しかし現在は、コンテンツはスマートフォンを通じて、好きな時間に、好きな場所で、ましてや国境を飛び越えて視聴されます。時間、放送枠、物理的な制約は急速に意味を失い、「放送であること」自体が競争優位性では全くなくなりました。かく言う私もテレビ番組はほとんどTVerで視聴しています。

テレビかスマホか、放送か配信かだけではなく、中身のコンテンツ自体のあり方も同様に変化しています。放送局やプラットフォーマーではなく、コンテンツプロダクションである私たちにとっては、むしろこの「コンテンツのあり方」の変化の方が重要であると考えます。

かつてテレビ中心の時代において、コンテンツは放送枠の中で一度流され、その場で視聴されれば役割を終える、ある種「一過性の消費物」でした。しかし今やコンテンツは、映画化、アニメ化、イベント化、グッズ化、書籍化、世界販売など、多角的に価値を広げ、長期に渡って収益を生み出し続ける「IP(知的財産)資産」として捉えるべきものとなったからです。
つまり、競争の主戦場が、「コンテンツを届ける器」から「コンテンツ自体が持つ魅力」、すなわち「IPの力」へと完全にシフトしたのです。

これまで数々のバラエティ番組やドラマや映画を制作し、百戦錬磨で卓越したプロデューサーやディレクターが数多く在籍し、強靭な制作力を有するフィジカルプロダクションであるUNITED PRODUCTIONSにとって、これはまたとないチャンスです。

なぜなら、IPの創造にはそれを製作するための資金も重要ですが、クリエイターの創造力こそが「IPの源泉」そのものだからです。さらにUNITED PRODUCTIONSの強みは、フィジカルなプロダクションにあります。IPたるコンテン配信メディアの隆盛により、コンテンツ制作の需要が高まる中、人材不足も相まって、ますます制作能力の高いプロダクションの引き合いは高まる一方です。いい企画やアイディアがあっても作れなければ意味がありません。

本年は、こうした変化に適応し、さらなる成長を目指して、コンテンツプロダクションとしての組織力を強化し、さらに新規IP開発プロジェクトを複数立ち上げ、若手クリエイターの育成や採用にも一層注力していきます。これらの取り組みを通じて、
UNITED PRODUCTIONSならではの独創的で魅力あるコンテンツを世に送り出し、「IPの力」を最大限に発揮できる環境を整えてまいります。

また、私たちのコンテンツが単なる娯楽にとどまらず、人々の日常に彩りや希望をもたらす存在であるべきだと考えています。コンテンツ産業が社会全体に与える影響や意義を自覚し、笑いと感動や驚きを創出できるよう、真摯に取り組んでまいります。

社内一丸となり、皆様の期待を超える成果を目指し精進してまいりますので、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈りし、新年の挨拶とさせていただきます。

令和八年 元旦
株式会社UNITED PRODUCTIONS
代表取締役社長 森田 篤

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