AD4年目 元マラリア研究者

映像制作2部「テレビ東京 何を隠そう…ソレが!」を担当しています、中越です。
入社して4年、今はチーフADとして日々奮闘していますが
こうしてテレビ制作ができているのも、実家に帰省した時にたまたま実家にあった漫画を読んだから。
あれがなければ、今僕は100%テレビ業界にいないと思います。

僕がどういうキッカケでこの業界に入ったのかを伝えることで
まだ進路が決まってない人・やりたい事が見つからず悩んでいる人の一助になるかもと思い綴りました!

当時、僕は大学院に行くと思っていた
今から、6年前のこの時期・・・
僕は”マラリア”という蚊を媒介とした感染症のワクチンを開発するために日々研究していました。
大学4年生の5月、一般的には就活をして内定をもらう学生も出てくるなか
僕も友達も就活には目もくれず、研究して論文を書いてました。
進路はというと・・・「大学院でそのまま研究する」一択。
先輩も友達もみんなそうだったので、当たり前に僕もその道を行くと思っていました。

でも、頭のどこかでは常に「なんかワクワクしない、、、」
「自分の本当にやりたい事はこれなのか・・・??」
そんな気持ちを持ちつつ、学生生活を過ごしていました。

映像制作を目指すキッカケを作ったサッカー漫画
GWで実家に帰省し、自分の部屋でぼーっとしてたとき・・・
たまたま中学生の時に読み耽ったサッカー漫画が目に入り
懐かしい思いもあってか、ちょっと読み始める。

簡単に言うとテニスの王子様のサッカーverみたいな
登場人物が超人的な身体能力と必殺技を次々と繰り出していくスポーツ漫画なのですが、
ページをめくりながら、ふと呼び起こす事がありまして・・・
「そういや、必殺技をマネしてYoutubeにアップしてたなぁ。」
と今から14、5年前の13歳の時、友達と協力して動画を投稿してたことを思い出す。

もちろん、人に見せれるほどのクオリティじゃないし、
携帯も持ってないので、実家のデスクトップPCを内カメにして強引に撮影、なので画角もぐちゃぐちゃ。
「だけど、めちゃくちゃ楽しかった。」

「そういや、高校生の時も友達とアニメのパロディ動画を制作して投稿してた」
「この間もバイト先の同僚と動画を作ってオーナーに見せてた!」と

実家のサッカー漫画をキッカケに、
部活や勉強以外のところで夢中になった事のエピソードが連鎖的に蘇ってきて
そこで始めて頭によぎったのが
「そういや… 映像を作る仕事も世の中にはあるのか。」
今考えれば、そりゃそうだろ。となりますが、当時の自分は置かれていた環境もあってほぼ洗脳状態。
研究の道しかないと思い込みまくっていたので、
この発想がポンっと頭に出た時、目の前の視界がバァーッと広がっていく体験をしました。

医療業界⇨テレビ業界へ
その時の体験が忘れられず、GW明けに今後の進路を考えたいと教授や親に相談。
心配はもちろんされましたが、最後には自分のやりたい事をということで背中を押してくれました。

そうして、今UPに入社し、
マラリアの研究をしていた医療の世界からテレビの世界へと、楽しく過ごせているのですが

最初は、テレビ業界の内情を、身近に誰も知る人がいない未知の業界・・・
背中を押してくれた父親の表情も、そうは言いつつだいぶ曇っていたので少しでも晴らすため
大学卒業後も、2年間みっちり公務員と国家資格の勉強で担保も確保したりと、、苦労もしましたが
今は、親も自分の関わった番組を楽しみに観てくれているし
ワクワクしながら仕事ができているので、大学生の自分、マジで最高の選択をしたなと心底思ってます!

最後に
長々と書いてしまいましたが、僕の体験を通じて伝えたいのは
進路が決まってない人・やりたい事が見つからず悩んでいる人は

今、置かれている環境と、振り切って真逆の思考を持ってみてください。
もしかしたら、やりたい事・目指すべき方向性が見えてくるかもしれません!

ご覧いただきありがとうございました!

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