ロケ中テレビ業界について聞かれる質問に本音で答えます

現在「千鳥の鬼レンチャン」を担当しています、ディレクターの樋口です。

就活生の皆さんにテレビ業界に興味を持ってもらうこの社員ブログ、ついに3回目が回ってきました。
新卒から入社しまもなく10年経つ今、書きたいことは・・・、

テレビ業界について実際に聞かれた質問に本音で答えます!
ロケで大学に行ったり、街頭インタビューをしていると「テレビ業界に興味があって・・・」と質問を頂くことがあります。
確かに自分も就活の時に気になって調べたけど答えがわからない疑問が多かったことを思い出したので、自分の経験談も含め答えたいと思います!

1 テレビ業界って学歴って関係あるの?
―――マジで関係ないです―――
いわゆる偏差値が高い大学出身の人もいますが専門卒、高卒の人もいます。
僕は偏差値が高い大学出身の同期よりもディレクターになるのが早かったので、学歴は関係ないです!

2 プロデューサーとディレクターってどっちの方が偉いの?
―――「偉い」というよりは、役割が違います!―――

キャリアの流れは、ADからスタートし、プロデューサー・ディレクターに昇格していきます。
◆P(プロデューサー)系 人とのやりとりや調整がメインで、コミュ力高めな人に向いています。
AD(アシスタントディレクター)⇨AP(アシスタントプロデューサー)⇨P(プロデューサー)

◆D(ディレクター)系 自分の好きなことや面白いことを追求する仕事が多い。
AD(アシスタントディレクター)⇨D(ディレクター)⇨演出
ディレクターの上には「演出」という、番組全体をディレクションする立場があります。

仕事内容の違いは、例えるなら文系と理系くらいはっきりしています。
なので、自分の得意ジャンルでステップアップできると思います。

3 プロデューサーとかには興味があるけどADってキツいと聞くしどうやったら早く上がれるの?
―――キツくないので急がなくて良いかも―――
自分の体感ですが、コロナ禍が落ち着いた頃から業界全体で劇的に変わりました。
今の世代にADをやりたかったと羨むほど働きやすいと思います。

僕がADだった10年前の良い所は、
服装と髪型がある程度自由、定時ではなく、やることが終わったら帰れるなど。他の業界とは違い、めっちゃ自由な働き方でした。
そして今のテレビ業界は、その自由さに加えて、1人のタスク量も調整してもらったり休みを取れるように管理してもらってます。
今はプライベートが充実しているADさんが本当に多いし、見た目もおしゃれでかわいい。
そしてシュッとしてカッコいい人が多く嫉妬します笑

ただし「本音で書く」をテーマにしたので良いことばかりではなく、業界の現状について、本音でいうと…、
働きやすさという面では、昔よりずいぶん改善されてきました。
ただその分、ADからAPやディレクターへ昇格するタイミングは、以前に比べてゆっくりになった気がします。
「実力が認められない」ということではなく、時間をかけてじっくり育てていく流れになっているのだと思います。

4 最後に就活生中や新人さんに向けて
これはやっておいて良かった事を1つだけ。
「自分の好きな事、やりたい事を周りに言う」

僕は自分で番組を作ってみたいという夢があり、この業界に興味を持ちました。
まずは1コーナーのVTRを作るという目標を立て、就職面接に「ディレクターになりたいです!」とアピールしました。
就職してから新人ADの時もずっと言葉にし続けた結果、当時ついていたディレクターから「じゃあ仕事を手伝ってみるか?」という言葉をきっかけに、僕は今ディレクターになれたと思います。

ディレクターになった今も「ゴリゴリのバラエティをやりたいんです!」と上司に言い続け、今年の4月から「千鳥の鬼レンチャン」に異動が決まりました!
自分のやりたい事、好きな事は周りに言った方が絶対得だと思います!


↑ドッキリ番組やってみたいと言い続け、特番でサプライズプロポーズのブロックを担当させてもらった時の写真です。
タイトル表題の刺身舟盛は、「温泉・サウナ好き」と日々言い続けたおかげで行かせてもらえた温泉特番のロケハン写真です。

最後に担当番組のお知らせです
『FNS鬼レンチャン歌謡祭』
10月5日(日) 19時~21時50分
『千鳥の鬼レンチャン』とフジテレビ伝統の音楽番組『FNS歌謡祭』がコラボレーションした年に一度のスペシャル番組です。
ぜひご覧ください!

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