5月13日に映画『流浪の月』を全国公開を目前とし、完成披露試写会を4月13日に東京・イイノホールで行われました。
キャストの広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子、監督の李相日が登壇しキャストの撮影秘話や、
監督の本作に対する想いなど、映画『流浪の月』をより一層楽しめるコメントが満載の完成披露試写会となりました。コメントの一部をご紹介します。
李相日監督からは、
原作を読んだときの印象を問われた李は「美しい物語だと思いました。きれいなだけじゃなく今を生きる僕たちが直面している社会の状況が鋭い目線で描かれている。何より、人と人、魂と魂の結び付き、純粋につながろうとする姿が美しいと思いました」と言及する。
松坂桃李からは、
役作りについて松坂は「内面を掘り下げていくにあたって、文が住んでいる場所に実際に寝泊まりしてみたり、日記を書いたり、コーヒーをひたすら淹れ続けたり。考え付くことを手当たり次第にやりながら模索していました」と振り返る。「監督があるとき『俺もホテルで演じてみたよ』とおっしゃってくれて。同じ角度で一緒に役に挑んでくれていると思ったんです。僕にとってはすごくうれしい瞬間でした」と笑みをこぼした。
広瀬すずからは、
「あれ誰だろう?って思うほど、お芝居は文そのもの。でもカメラが回っていないときはいつものフラットな桃李さんのままで。やっぱり不思議な方でした」と回想すると、松坂は「僕も受ける印象が違っていて、もしかしたらこっちが本当の広瀬すずなのか?と思ったり。
今回はお互いのはらわたを見せ合わないとできない空気だったかなと思います」とコメント。
横浜流星からは、
「チャレンジでしかなかったです」と話す横浜は「亮の要素が自分の中に1つもないと思っていたので、大きな壁が立ちはだかっていました。空手をずっとやっていて、涙を見せるな、男はこうあるべきだと叩き込まれてきたので、“甘え”ってなんだろう?って(笑)」と役作りの苦労を語る。
続けて「監督に『(広瀬に)まずはひざ枕してもらえ』と言われて。甘えるってこういうことなんだというのを亮を通して知ることができたのが収穫です」とコメント。これを横で聞いていた広瀬は「体重を乗せてくれず1、2キロぐらいで。ずっと敬語でカオスでした(笑)」と裏話を披露し、会場を和ませた。
多部未華子からは、
「私、何もないまま撮影に参加したんだなって(笑)」とこぼすのは多部。「(松坂と)現場で手をつないでいようとか、抱き付いていようとかそういう役作りはしましたけど、もうちょっといろいろしたかったです……」と言ってからすぐに照れた様子を見せ「したかったというか、意味深ですね」と笑いが止まらない様子。
完成披露試写会の内容などは、映画公式TwitterやInstagramでチェック!
Twitter:https://twitter.com/rurounotsuki
Instagram:https://www.instagram.com/rurounotsuki/
最後に
松坂は「登場人物の関係性や世界観が観客にどのように映るのか怖いです。怖いんですけどしっかり観ていただきたいという気持ちが大きいです」とコメント。
広瀬は「おなかの中のマグマを吐き出しながら作った映画。1人でも多くの人に届いたらうれしいです」とコメントした。
公式HP:https://gaga.ne.jp/rurounotsuki/
映画 『流浪の月』
5月13日(金)全国ロードショー!
公開まで後1ヵ月!皆様のご来場、心よりお待ちしております!!