映画が観客に届くまで。

  • プロデューサー 相羽浩行

#18

あけましておめでとうございます。
映像事業本部第3制作局制作4部
プロデューサーの相羽と申します。
昨年は、弊社監督の横尾さんと映画「こはく」全国舞台挨拶行脚をしました。
映画ができた後どのようにお客さんに届いたかを報告したいと思います。

映画「こはく」とは?

「こはく」は横尾監督の半自伝的な物語で、
父と生き別れた兄弟が父探しをしながら、
家族の絆を再確認するという家族の愛を描いた映画です。

横尾監督の故郷長崎で全編撮影、
2018年4月に撮了し、
およそ一年の編集仕上げ作業を行い、
国内外の映画祭に出品し、
昨年6月21日~長崎で先行上映し、
7月6日から全国で上映されました。

公式HP
https://www.kohaku-movie.com

「こはく」舞台挨拶行脚!!

映画はお客様の元に届いて初めて完成すると言えます。
見ていただく場所はもちろん映画館です。
一言で映画館と言っても大きく2種類あります。

・シネコン(シネマコンプレックス)

一つの施設に複数のスクリーンがあり、系列企業が全国で上映を管理している。
特徴は、ハリウッド大作などが多いい。

・ミニシアター(単館映画館)

一つの映画館が独自に上映する、独立系映画館。
特徴は世界各国や国内の小さな映画も上映している。

「こはく」は多くのミニシアター映画館で上映していただきました。
横尾監督と主演の井浦新さんと、なるべく多く全国の映画館に感謝を込めて行脚することにしました。

【舞台挨拶できた映画館】
・長崎  ユナイテッド・シネマ長崎
     TOHO・シネマズ長崎
     佐世保シネマボックス太陽
・熊本  電気館
・山形  フォーラム東根
・    フォーラム山形
・    鶴岡まちなかキネマ
・青森  フォーラム八戸
・宮城  フォーラム仙台
・福島  フォーラム福島
・埼玉  川越スカラ座
・新潟  高田世界観
・広島  シネマ尾道
・名古屋 シネマスコーレ
・兵庫  アースシネマズ姫路
・大阪  テアトル梅田
・神奈川 あつぎのえいがかんkiki
・三重  進富座
・東京  ユーロスペース
     シネマート新宿
(その他たくさんの劇場で上映していただきましたありがとうございます)

ありがたい事に訪れた映画館の皆様から毎回熱い歓迎を受けました。
全国のこはく応援隊の皆さもいつも遠くまで足を運んでくださり、
本当にありがとうございました。

上映後も質疑応答の時間をいただき、
見てくださった皆様の生の声が聞けました。
私自身ずっと映像制作をして、
お客さまの、声を聞ける機会がありませんでした。

同じ境遇でこの映画をきっかけに疎遠になっていた家族に連絡しようと思います、
という方の言葉は忘れられません。

感銘を受けてくれた方もいますし、
厳しいご意見も聞きました。

映画「こはく」のおかげで全国各地の映画館の現状や、
街の様子などを知れて勉強になりました。
映画はビジネス活動の反面、
芸術活動でもあり、
表現することの責任もあります。
時代の風土をとらえる役目もある映画は文化を作ることだとも思いました。

常に見ていただく皆様の顔を思い浮かべながら、
制作せねばと心に誓い、
令和最初の新年をスタートしたいと思います。

何卒今年もユナイテッドプロダクションズをよろしくお願い申し上げます。

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