冬服の可愛さって異常ですよね。

  • 制作進行 鈴木彩音

こんにちは。ドラマ・映画制作局 プロダクション1部 鈴木です。

当分先だろとたかをくくりなんも準備せずに居ましたが、
ついに私がブログを書く日が来てしまいました。。。いや、本当にどうしましょう。
同じ部署の先輩方が良い記事を書いてる中、
今更一番下っ端のペーペーな私が何描けば良いんだ?状態です。
とりあえず絞りに絞り上げて22歳女鈴木が感じるこの業界で思った事を書いて行こうかと思います。

私は制作進行2年目という肩書でお仕事させていただいています。
仕事の内容とかは他の方が丁寧に書いてくれてたりするので簡単に説明しますが、
撮影現場を円滑に進める為のお助け部隊みたいなイメージでいいんじゃないかな、と思います。
もっと詳しく聞きたい人は私と友達になってくれたら良い所も悪い所もベラベラ喋りますよ、
むしろこんな私で良ければ友達になって下さい、はい。

私は専門学校で映画を学んでからこの業界に入ってきました。
学生時代から今にかけて、ずっと抱き続けているこの業界へのイメージ、それは
変なやつ多すぎる
です。

あ、悪口じゃないんですよ。本当に。
でも、ここまで個性的な人種が集まって来る場所は無いんじゃないかなと思っています。

仮に、A君の話をします。

私が入学した専門学校は、入学前から特別カリキュラム的なものが受けられる特徴があり、
高校卒業前から月に一回ほどその専門学校に通っていました。
カリキュラム初日、ピチピチLJK(死語かもしれない)な18歳鈴木は初めて1人で東京に来て、
2年間勉学を共にする新しい仲間に期待と不安を抱きドキドキで学校に向かいました。
その時居たのは鈴木を含め4人だけ。しかも全員男。
まぁ初日だしここから増えてくだろうとそこは軽く受け止めていました。

初日の授業は3行シナリオを書いてみようという物でした。
そして各々思いついた物語のあらすじを発表してみようという流れに。
いきなり自分の考えた物語を発表か。。。とドキドキしつつも
そうか映画学科ってこういう事なんだなぁと新しい学校への理解を自分なりに深めていました。

そして、私の次に発表したのがA君でした。
(導入からA君出てくるまで結構かかりましたね、お待たせ致しました)
A君の話た物語のあらすじはこうでした。
『山崎さんと言う女性を野良猫の様にこっそり飼っている男性の話』
タイトルはそのまま【野良山崎さん】
ほうほう、ちょっと面白いじゃんかさ、と18歳鈴木は耳を傾けてました。
すると先生がA君にこんな事を言いました。

「その子はこっそり飼いたくなるくらい可愛い子なんだね〜」
『いえ、違います。小汚いブスです』

A君は食い気味に言いました。
お?っと周りも絶妙な雰囲気。先生は続けます。
「え、小汚いブスなの?飼いたくならなくない?それじゃあ」

その後のA君の回答は今でも忘れません。

『僕が小汚いブスが好きなんですよね』

・・・・・・・・
えーーーーーーーーーーーー????
まって、今この人クラス全員に自分の性癖発表してない?やばくない?
え、めっちゃ怖いんですけどまって??????
しかも小汚いブスて、え?どうしたどうしたどうした????
ど田舎から出てきた純白娘18歳鈴木にはさっきまで普通に話してたA君が
変質者にしか見えなくなっていました。

でも、周りの人達は違ったんです。

クラス全員、先生達も含め大爆笑だったんです。

「だから君は小汚いブスのが良いのか〜笑笑笑笑笑笑笑笑」
いやいや待って?え、そんな感じなの?
A君もなんかエヘヘみたいな感じで立ってるしエヘヘじゃねーよこえーよ!!!
私の心の叫びは届かず、その日はA君と距離を取って過ごすくらいしか私には出来ませんでした。
(後々聞いたら先生達もやべーやつきたなって思ってたらしいです)
初日からカウンターパンチを喰らった私はこのモヤモヤをどうする事もできず
とりあえずお母さんに報告した事だけ覚えています。

そこからの学校生活、そして仕事を始めて色んな人と出会ってきましたが、
A君を超える逸材は沢山いるんだなと感じております。
(一人一人あげていたらキリがないのでA君だけにしときます)
私はここでA君を含め今まで出会ってきたクレイジーパーソナリティな方々に多様性を受け入れ、
どんなことも面白がれる心をプレゼントしてもらえたなと思っています。
まず、こんな個性的な人達と一緒に一つの作品を作っていくんですよ。
凄くないですか?
いろんな変な人達が良い作品を作ろうよと言う同じ志で一つの作品を作り上げていくんです。
こんな業界あんまりないんじゃないですかね。
しかも、どんな人でもこの業界に関われるじゃないかなってくらい入り口が大きいんですよね。
ここには良い事ももちろん悪い事もあると思いますが、
私はここにこの業界の面白味があるんじゃないかなと思っています。
これからももっと沢山の人出会って沢山の作品を一緒に作っていきたいです。
こんなダラダラと長い文章をここまで読んでくれた方が居るかは分かりませんが、
そのあなたと何かの作品で一緒に仕事ができたら何だかとっても面白いと思いませんか?

ちなみに、A君とは未だに仲良しです。

最後に

今行ってる作品の宣伝をさせてください!
TBSで金曜10時に放送してます「恋する母たち」と言う作品に参加させて頂いてます!

こちらの作品もキャスト、スタッフ共に面白い方々ばっかりです。
コロナ禍初濃厚接触ドラマ(笑)ってプロデューサーは言ってました。
ディープな内容ですが素敵な作品です!

この作品の話も沢山あるのですがこれ以上長いと本当にどうする事もできないので、
聞きたい人は私と飲みに行きましょう。
鈴木でした!!!読んで頂きありがとうございました!

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