「年頭所感」

新年あけましておめでとうございます。
UNITED PRODUCTIONS代表取締役社長の森田です。

例によってブログの順番が回ってきましたので、2022年の「年頭所感」をブログにしたためたいと思います。

一昨年来の新型コロナウィルスの拡大により、
テレビ番組制作業界を取り巻く環境も御多分に洩れず大きな変化を遂げたと感じています。

ミクロ視点での変化をキーワード的にあげるとすると、
「ウェブ会議の浸透」「透明パネル」「リモート出演」「旅番組の減少」「アポなしロケの終焉」「出演者のリストラ」etc.
あげればキリがないですが、テレビ制作業界では夢にも思わなかった変化が起きました。

マクロ視点での変化といえば「番組制作予算のさらなる削減」。
コロナによってスポンサー企業の業績が悪化し、テレビ局の広告収入が減少、
それに伴い番組制作予算は全体的に削減傾向に向かっています。
ここで「さらなる」とあえて付け加えたのは、コロナ以前より予算はそもそも削減傾向にあったからです。
つまりこの傾向はコロナによる一過性のものではなく、インターネット広告市場の成長や、
Netflixを始めとしたサブスク動画配信サービスの隆盛によって視聴者の選択肢が多様化した、などの構造的な要因からくるものなのです。
また、この構造変化はコロナによって一気に加速度を増した感があります。
ワクチンの普及によって少しずつ経済、企業業績は回復傾向にありますが、このエンタメ業界を取り巻く構造変化が逆回転を起こして、
一昔前の構造に後戻りすることは考えにくく、テレビ番組の制作予算が一転して増加に転じることは二度とないと考えるのが妥当です。

このような業界の環境が大きな過渡期を迎える中、
2022年UNITED PRODUCTIONSはどのような方針で進んでいくべきなのか、ここで4つほど打ち出したいと思います。

➀<マルチなコンテンツ制作力を身につける>
前述したような業界の構造変化はむしろ好機と捉え、当社にとってはチャンスと考えるべきだと思います。
今や良質なコンテンツはあらゆるメディアや動画配信プラットフォーマーも求めており、コンテンツ需要は益々増加しています。
我々はテレビ制作で培ってきたコンテンツ制作力に益々磨きをかけ、
多様なメディアやプラットフォームにアジャストしたコンテンツを制作・供給していきます。
マルチなコンテンツ制作能力を身につけ、エンタメ業界の「コンテンツサプライヤー」という位置付けを不動のものにしていきたいと思います。

➁<採用と人材育成の強化>
コンテンツ創りに最も必要な要素は「創り手」となる「人」です。
良質なコンテンツの量産体制を敷くには、優秀な「創り手」を増やしていかなければなりません。
そのために我々は採用と人材育成に、未だかつて無いほどに全力で取り組んでいきます。
2022年の最重要課題の一つに位置付けています。

➂<経営基盤の強化のための組織改革> 
UNITED PRODUCTIONSとWISENLARGEは1/11付けで統合いたします。
業界構造の地殻変動と未だ出口の見えないコロナ禍という未曾有の荒波を乗り越えるべく、経営基盤を強化し、持続可能な組織に変革します。
統合後は社員数338名、年商約50億、まさに日本最大級の制作プロダクション、新生UNITED PRODUCTIONSが出来上がります。
規模拡大のメリットだけではなく、両社の強みを活かしたシナジー効果も絶大だと考えています。
その一方で、機材レンタル・ポスプロ部門をスピンアウトさせ、
株式会社TechCarryとして機材レンタル・ポスプロ事業を創業し、単体の事業として成長させていきます。

➃<全社員が管理職レベルのコスト意識を育む>
制作予算や原価は、一部のプロデューサーや管理職しか知り得ない、
ある意味でブラックボックス化しているのが一般的な制作現場の実情です。
予算が縮小している昨今、現場では至上命令のようにコスト削減が叫ばれています。
一部の人間しか予算やコストを把握せず、大多数の人が盲目的にコスト削減に取り組もうとしても、実現不可能です。
そこで我々は、ADも含めた全社員が予算や原価を把握し、
制作過程においてはコストをリアルタイムにアップデートして、シームレスに共有していく体制を整えます。
そうすることで、AD含めた全社員が管理職レベルのコスト意識を持つことができ、
低コストでも良質なコンテンツを制作できる組織に改革していきます。

2022年、恐らくまだまだ混迷が続くと思われます。第6波もすぐそこまで迫ってきています。
そんな中でも我々は歩みを止めることなく成長を続けられるように、柔軟に変革し続けていきたいと思います。
そしてUNITED PRODUCTIONSは今年も全社一丸となって、世界に「笑い」と「驚き」と「感動」を与えるコンテンツを創り続けます。

今年もUNITED PRODUCTIONSをよろしくお願い申し上げます。

株式会社UNITED PRODUCTIONS
代表取締役社長
森田篤

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