学生時代に打ち込んだことはなんですかという問いについて

はじめまして。社会人になり3ヶ月が経ったくらいの未熟者ADの岡田と申します。
多くの企業面接で聞かれる“学生時代打ち込んだことは何か?”という問いを今更掘り返して、学生時代打ち込んだことについて考えてみることにしました。
社会人になりたてで現状偉ぶってすら書けることが一切なく、苦労話をするほどの苦労を重ねているわけでもないのでこのような形になってしまいました。

さて、私が打ち込んだこと(?)は偶発的な出来事を喜んで受け入れるということです。
2年ほど前に渡米した際に、飛行機隣席のイケおじとたまたま時計がお揃いでした。チープカシオという2000円くらいの安くて丈夫な時計です。しま模様のパジャマみたいな服装でワックスもしていないただの学生である自分の時計と、白髪まじりでシックなジャケットがお似合いのイケおじの時計がお揃いである偶然の出来事に私は感動し、思わず彼に話かけました。すると彼はクールな渋顔から一変し、笑顔で写真をすすんで撮ってくださいました。後日知ったのですが、彼は某一流ホテルのデザイナーリーダーとして月1回の出張でNYに向かっているところだったそうです。私の渡米理由にも関心を持ってくださり、日本に帰国後、下北沢の老舗中華料理屋で美味しい炒飯を食べながら話をしました。
実は、このエンターテインメント業界へ入ることを決めたきっかけは、中華屋での彼のアドバイスでした。

偶然の出来事から事態が予期せぬ方向に進み、それが結果何か面白いものにつながっていくというこの一連の流れが私はとても好きで、学生時代から今に至るまで大切にしています。
偶然は仕掛けて遭遇することはほぼ不可能です。でもこの業界には、その起点のようなものが多数存在すると考えています。それは、前向きな意味でも逆の意味でもだと思います。
論理的でもなく、効率的でもなく、センスがあるわけでもない人間ですが、
人や出来事とのご縁を大切にして、思わぬ形での何かを生み出せるかもしれないこの業界でできることを精一杯今は取り組んでいこうと思っています。

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