コロナに負けるな!

  • 取締役 プロデューサー 大橋豪

このご時世、どうしても避けられない話題なので、恐る恐る触れることにします。

現在、世界中で「新型コロナウィルス」への感染拡大が問題になり、
多くの人がこの恐ろしい病気と戦っていますが、
僕らが働いているテレビ業界にも当然この新型コロナウィルスが大きな影響を及ぼしています。

メディアでも発表があったのでご存知の方も多いかと思いますが、
収録が延期になったり、
ロケが中止になったりと、
これまで通りに番組を作ることができなくなってしまいました。
番組づくりにはどうしても多くの人が携わってくるので、
出演者やスタッフの健康のことを考えれば当然のことです。

僕が携わっているバラエティ番組は
このコロナの影響が大きくなる前に収録をしていたものもあったので、
しばらくは撮り終えているものを編集して放送することは可能ですが、
この状況がどこまで続くのかによって
テレビ業界を取り巻く環境も刻一刻と変わっていくと思うので、
この先はどうなっていくのか予想もつきません。

テレビ業界もリモートワーク

番組にもよるので一概には言えませんが、
バラエティ番組業界でもリモートワークになっている部分が多いと思います。
ご覧の通り社内もガランとしています。

いつもと変わらないともようにも見えるし、
たまたま誰もいないタイミングで撮ったとも言えるような
いまいちリアリティのない写真ですみません。

テレビの仕事でリモートワークができるものだろうかと懐疑的ではありましたが、
いざやってみるとなんとかなるもんなのかなと思いました。
ただ番組を放送する以上どうしても出社して作業しなくていけない人も出てきますが、
その人数も制限し、必要最低限の人員で放送に対応しています。
もちろん不都合も多々ありますが、
それはどの職種でもいつもと同じようにはいかないのは当たり前なので、
工夫しながらやるしかありません。

会議はネット環境さえあればリモートでできるし、リサーチも可能です。
ただ収録やロケなどがやりづらい状況なので、
この先の世情次第ですが、やり方を考え
人が集まらない・時間を短くするなど
これまでとは違ったやり方を見つけていかないといけないと思います。

コロナに打ち勝ったあかつきには…

なかなかリモートワークが出来ない職種もたくさんあるでしょうし、
リモートにしたくても所属する会社の方針でそれがうまくいかない場合もあるかと思いますが、
政府や都が言うように人との接触を避け、
感染が拡大しないよう努めていけば、
いつの日かまた普段通りの生活が戻ってくるでしょう。

今回のコロナウィルスのお話と結びつけて語るのは不謹慎かもしれませんが、
僕が働くテレビ業界は昨今問題になっている「働き方改革」に適応していくのが難しい業界と言われています。
今回の新型コロナウィルスの広がりはとんでもない災いに違いがありませんが、
ここで得た経験を活かし、普段の社会に戻った時にこのコロナ禍での働き方を参考に
少しでも働きやすい環境になるようにみんなが意識改革できればと願っています。

なかなかポジティブな話題を見つけづらい昨今ですが、
この手探り状態の働き方を今後に活かし、
「働き方改革」へのポジティブなステップにできたらと個人的に思っています。

2歳児はこの深刻な状況を理解しているのか

リモートワークになり、子供と過ごす時間も多くなっています。
我が家には2歳の男子がおりますが、家の中にいるだけでは息も詰まってしまいますので
たまに散歩に連れていきます。

マスクをすることを極度に嫌がっていた息子ですが、
ここ1週間ほどは外に出る際に
親の肩をポンポン叩き、自分の口元を指さしながら
「マスクをよこせ」と主張するようになりました。
今まではマスクをつけようとするとギャン泣きしていたので、
2歳児もことの深刻さを理解しているのだなと感心しました。

鼻出ちゃってて正しい装着はできてませんがかなりの進歩です。
ただ、マスクしているとイマイチ表情が分からないので
楽しんでいるのかつまらないのか判別しづらいです。
この写真は確実につまんなそうですね

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