ドラマ、映画作品制作における母

  • プロデューサー 清水貴紀

映像事業本部 ドラマ・映画制作局 プロダクション1部
プロデューサー 清水 貴紀 です。
会社での肩書はプロデューサーですが
今の実際主な仕事としては制作部の制作担当という職を主に行っています。

制作部とは何だ?

という人も正直少なくないと思います。
世間的にはあまり知られていないと思いますが
作品を作っていく上で私たちがいないと正直成り立っていきません。
不思議なのが日本アカデミー賞とかでは
監督賞、撮影賞、照明賞など各分野の賞はあるのに
制作部に関する賞は無いんですよね。

ではまず制作担当とは、
ドラマや映画の作品ににおいてロケを円滑に行うための準備を行なったり、
監督やメインのスタッフたちと相談しロケ場所を決めたり、
撮影を行なっていく上で大切な撮影現場の予算なども管理したりする仕事です。

これはT B S連続ドラマ『病室で念仏を唱えないでください』のロケハン時の写真です。
火事が起こる場所のロケハンです。
ここに消防車いっぱい呼びました…もちろん劇用車で。


これはT B S連続ドラマ『インハンド』のタイトルバックの撮影の時の写真です
この時はこの撮影場所を提示し段取りなどを行っています。

また同部署としてロケ場所をメインで見つけ交渉する制作主任
常に撮影現場にいてスタッフやキャストのお弁当を発注したり
現場を円滑に進められる様に雑務的なことを主にする制作進行がいます。
(みんな最初はここから始まります)

制作部とはこの様な仕事が中心ですが
他の技術部や美術部といった他部署とも作品において話し合いをしなければなりません。
勿論撮影の仕方など撮っていく作品によって変わってくるので
毎回違った話を各部署と相談し、時には熱く語り合うこともあったりしますが、
良い作品を作るために日々各セクションと色々な話をして行きます。
そういったことで制作部は自分の部署のことだけではなく
全体を見ながら仕事をしなければならないのです。
私が昔教えられたのは
「制作部は常に少しさがって遠くから全体を見て把握する様にしなければならない」
ということです。
この言葉は今ではよく意味の分かる言葉となりました。

制作部とはこの様な立場で実はかなり作品の中心的に仕事をしており、
スタッフやキャストなどと全体的に関わり段取りや準備をしたりするので

撮影制作の母

と呼ばれる様な存在の仕事です。

ユナイテッドプロダクションズの制作

私はこのユナイテッドプロダクションズに入る前の数年前までは
フリーランスとしてこの仕事をしていました。
もう19年ぐらいになりますでしょうか…
時が経つのって早いですね 笑

フリーランスなのでその時は色々な制作会社に行き多くの作品に携わってきました。
最近で皆さんが聞いて何となく分かるのは、

2016年 東宝映画『シン・ゴジラ』(この時は制作主任)
2018年 東宝映画『センセイ君主』
や近年のドラマとかですと
2019年T B S金曜ドラマ『インハンド』

2020年T B S金曜ドラマ『病室で念仏を唱えないでください』
(これはユナイテッドプロダクションズの社員になった時の弊社制作協力)

とかでしょうか。
自分は映画もドラマも両方ともするのでもう何十本もの作品に携わって来ました。
(意外にこの業界の人は映画は映画、ドラマはドラマの人間に分かれる傾向がややあります)

私はこの様に多くの作品に携わりや制作会社を見て来ました。
その中でもユナイテッドプロダクションズは他の制作会社と比べると大きな会社です。
今は合併した会社から引き継いだバラエティ番組の制作の方が多いですが、
今後は新しく築いたこの会社とこの映画・ドラマ制作局で多くの作品を作っていきたいと思っています。

新しい会社だからこそ
自分でそして仲間達とこれからの世界に対して
良い作品を作っていけるではと思っています。
今では多くのプロデューサー陣が企画を今考えております。
どんな面白い作品を作っていくのだろうか? 
自分の考えた作品も映画・ドラマに出来るかもしれない?
そんな会社です。

ワクワクしませんか?( ^ω^ )

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